こんにちは、イヌイ薬局の乾です。
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では、新月や満月、一粒万倍日など毎月つぶやいています。
・新月の薬膳にデトックスの小豆(あずき)ごはん
かつて、旧暦(太陰暦)では満月と新月に「小豆ご飯(あずきごはん)」を食べる習慣がありました。
小豆(アズキ)は、中医学では赤小豆(セキショウズ)といわれ、身体のなかのものを下行させる性質に優れ、体内の余分な水分を排泄させる利水の作用を持つと言われています。
さしずめ最近の表現なら、解毒排毒(デトックス)に優れているので、現代のアトピー・喘息・アレルギー・生活習慣病などの原因の大半が「からだのゴミ」なので、デトックスができなくて悩む方に好ましい食材と言えます。
最近では手軽なpetボトルの小豆茶をお求めになる方が増えてきました
ノンカフェイン、防腐剤不使用、着色料不使用
オーガニック小豆茶
オススメです。
実際この小豆の解毒排毒(ゲドクハイドク)の性質を利用して、小豆の粉末を蜂蜜や卵白にお酢で練り込んで化膿性の皮膚炎や乳腺炎などに外用の軟膏として処方されていたこともあるようです。
・小豆と女性ホルモン
小豆の形は腎臓に似ていますので、排泄のちからが強く「浮腫み」にもオススメの食材。
「浮腫み」といえば多くの女性を悩ます症状です。
小豆には「イソフラボン」と呼ばれる「植物性の女性ホルモン」も豊富に含まれ様々な婦人科疾患にも適した食材です。
以前は、生理が始まったときや、成人式には赤飯を炊いてお祝いしたのはそういう意味があったそうです。
中医学では、成長や発育を司る臓器を「腎」と考えていたので、成長や発育の節目に腎の形に似た小豆を食べたのでしょう。
小豆は、小粒で油分(陰性)よりもデンプン質(陽性)がやや多く、色も赤いので身体を冷やすことがなく、冷えや油を嫌う「腎」には優しい食材です。
また栄養学的にも、「腎」のホルモン代謝に必要なビタミンCの原料プロビタミンCや亜鉛、良質のタンパク質を豊富に含みます。
満月には身体の吸収の力が最大になるので、その意味でもタンパク質が多いことは綺麗な肌を再生する点からおすすめです。
慢性的な皮膚炎、喘息、アレルギー、生活習慣病で悩んでいたり、副腎皮質ホルモンなどの長期連用したりなど腎を傷つけてしまった方に小豆はおすすめです。
・命のスープ 辰巳芳子先生 小豆粥
「満月」「新月」の「小豆ごはん」はアトピーやアレルギーの予防に限らず飽食の現代こそ大切な食習慣として残しておきたいものです。
小豆のレシピとして、「小豆ご飯」「小豆粥」「小豆昆布」などいろいろありますが、参考までに私がご指導いただいているいのちのスープを主催されている 辰巳芳子先生の小豆粥のレシピは
「続 あなたのために お粥は日本のポタージュです」をご参照ください。
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